とても機械とは思えないほど流暢に会話できる、
アンドロイド型の庭園のスタッフである。
標準的には人の子供のような姿をしている。

庭園の守り神シルフィウムがモデルになっている。
デザインや技術はおおよそコバルトによるものだが、
一部の高度な部分は外部の協力者によって作られている。
一括りにハナコと呼ばれているが、細かな違いで実に百を超える数の
個体が庭園に存在している。

庭園の独自のネットワークを介して
随時情報を共有、指示、役割分担をしているようだ。
自力で浮遊することができる。
地面から常に1m前後ほど浮いている。
もちろんそれ以上に飛行することもできる。
ハナコにはグレード（階級）が存在していて、
上位のハナコは管理者に匹敵する権限と機能を持っている。
例えば、上位のハナコは部下に一斉に指示を出すことが可能である。

個体の大きさはバラバラであるが、
基本的な役割が花壇の世話や庭園の維持管理であるため、
人間の道具が一通り扱えるようなサイズをしていることが多い。